初めての顔合わせは緊張するものですよね。これは相手の生徒さんやご家族にとっても同じです。今回は少しでも事前にわかっていたら安心できる、 家庭教師アルバイトの注意点をお伝えします。
はじめは緊張をほぐすために、軽く雑談から始めてみましょう。どんな教科が得意か不得意かだけでなく、普段どんなことをしているのか、何になりたいか、
など生徒さんの興味や関心を引き出しましょう。また共通点があると、生徒さんは身近に感じることができ信頼関係も強くなります。生徒さんが受験したいと
考えている学校が、講師の所属する/していた大学/高校であることもあります。そのような場合は学校についてお話することで、生徒さんのモチベーションに
なります。雑談を雑談で終わらせず、今後に生かしていけそうなヒントを得られるような会話ができるとベストです。もし、うまくコミュニケーションを
とれなかったら、生徒さんがYES/NOで答えられる質問や2択で答えられる質問をしてあげると、生徒さんも話しやすくなり、わからないことがあったときに
質問もしやすくなるはずです。これに加えて、生徒さんをとにかく褒めることは大切です。ほんの些細なことでも自分の知らないような知識があれば、
しっかりと聞き、自分よりもすごいと伝えましょう。勉強をすることを苦手と感じている生徒さんも多くいます。勉強することが楽しいと感じてもらえる
ような環境を整えましょう。
→意外に大事?「雑談」が生徒の心をひきつける
保護者の方はお金を払ってあなたを雇っているということを忘れないようにしましょう。お金を支払っている以上、ご家族にとっての先生はあなただけであり、 あなたにとってのご家族はお客様です。どんなときも丁寧に接することを心掛け、報告や連絡、相談はマメに行うようにしましょう。これだけ払っているのに、 全然成績が伸びないとイライラされてしまう可能性もあります。一方で成績が上がれば、信頼を得ることができます。保護者とのコミュニケーションを日頃から 大切にし、情報を共有することで、信頼を得ることができ問題を事前に防ぐことが可能です。どんなときも挨拶、笑顔、感謝の気持ちを忘れずにいれば、印象も よくなります!
ご自宅へ伺って指導を行うため、保護者の方と常に接することになります。そのため、日々の服装や清潔感を心掛けましょう。初日はスーツを着る必要はありませんが、
男性ならばシャツにジャケットを羽織る、女性ならばブラウスにカーディガンといった少しきれいめを意識した格好が良さそうです。きちんとした服装がない!という
ときは着るお洋服の色に気を付けるだけでも、印象は変わります。黒・白・グレーを着用することで、きちんとした服装に見えますので、新しく服を買う余裕や時間が
ないときは、お手持ちのお洋服から探してみてください。
また、特に女性は靴下かストッキングを履くことを忘れないように。裸足で家に上がられることを嫌がるご家庭も多くいます。見た目や第一印象で損をすることが一番
残念ですので少しの意識を心掛けましょう。
→始める前に知っておきたい!家庭教師の髪型と服装
相手ありきのお仕事です。信頼感を損なうような“連絡なしの欠勤”や“時間前に指導を終わらせること”は絶対に辞めましょう。自分の評価が下がって しまいマイナスポイントでしかありません。また仲良くなろうと頑張るあまり、仲良くなりすぎてしまうこともマイナスです。雑談が盛り上がって勉強が疎かにならない ようにご注意を。先生らしくない言葉遣いをするのもNGです。頭ごなしに怒ったりすることや暴言などの生徒さんを傷つけるような発言は絶対にしてはいけません。勉強が わからないからあなたが雇用されている、ということを忘れずに。熱意をもって指導しましょう。また、生徒さんと接しているときは嫌そうな顔は見せないよう気を 付けましょう。生徒さんはわからないから質問をしています。講師にとっては簡単に思ったり、当たり前のように感じても丁寧に伝え、理解を促すことが必要です。 「なんでこんな問題がわからないの?」といった発言をすることは絶対にNGです。
ご家族の方は、生徒さんにどんな対応をとっているか目を光らせています。指導場所が生徒さんのご自宅であるが故に、プライベートな環境が見えてくるかと思いますが、 ご自宅の私物を勝手に触ることはやめましょう。生徒さんが女の子の場合、特に注意が必要です。中学生高校生の年齢は敏感ですので、勝手に文房具や机の周辺を触る ことで嫌悪感を抱きかねません。また、毎週ご自宅へ伺いある程度関係が長くなってくると生徒さんのご自宅を第2の家だと感じる人もいるようです。ある程度の リラックスは必要ですが、度がすぎてしまうとご家族の方にご迷惑ですので、気を付けましょう。
生徒さんにはそれぞれ個性があり、苦手と感じている点が異なります。生徒さんがどんな感情を抱えているか、日頃からの会話を大切に読み取っていく努力が必要です。 また、生徒さんがどこまで理解をし、どこがわからないのかを把握することで、指導に活かしていくことが出来ます。日頃からの生徒さんと保護者の方との コミュニケーションを丁寧に、信頼を得ていきましょう。あなたは学生かもしれませんが、生徒さんと保護者の方の前では先生であり、一人のプロとして見られている ことを忘れないように。家庭教師のアルバイトは厳しそう、大変そうに見えるかもしれませんが、生徒さんやご家族の方と接する時間が長いことはメリットになり得ます。 ここまで注意点を挙げてきましたが、始めはうまくできなくても少しずつ慣れていきますので、笑顔を忘れずに頑張ってください!