このページでは、北海道大学が発表している「学生生活実態調査」を元に、北海道大学に通う学生のアルバイト事情について解説していきます。
北海道大学の学生に人気があるアルバイトの職種や、アルバイトの収入の使い道など、アルバイト選びに役立つ内容になっておりますので、ぜひお役立て下さい。
北海道大学の2014年度版学生生活実態調査報告書では、北海道大学の学生の66.0%がアルバイトを行っており、さらにその職種の詳細が発表されています。
その詳細を割合の多い順に記載していくと「飲食店店員」が25.7%、「家庭教師」が21.7%、「学習塾講師」が19.8%、「肉体労働」が14.6%、「コンビニ・スーパー等の小売店店員」が10.7%、「一般事務」が8.9%、「調査・研究補助」が6.3%となっています。
この結果についてもう少し詳しく見ていくために、東京大学の学生のバイトの職種の割合と比較を行ってみましょう。
東京大学の2012年の学生生活実態調査によると、81%の東京大学の学生がアルバイトを行っており、その職種の内訳についても発表しています。
具体的な職種としては、「塾講師」が30.3%、「家庭教師」が18.9%、「試験監督・採点」が15.8%、「販売セールス・サービス業」が12.8%です。
東京大学と北海道大学では先生のアルバイトを行っている割合に関して差を見ることができることがわかります。「家庭教師」を行っている割合では北海道大学が21.7%に対して、東京大学は18.9%であり、北海道大学の方が2.8%高いです。一方で「塾講師」を行っている割合は北海道大学の19.8%に対して東京大学は30.3%と、こちらは北海道大学の方が10.5%低いことがわかります。このことから、北海道大学の学生は東京大学の学生と比較をして、アルバイトとして「塾講師」よりも「家庭教師」を行う割合が多い傾向があることがいえます。
北海道大学の職種の「家庭教師」と「塾講師」の割合を合わせると41.5%であり、北海道大学の学生にとって、子供に勉強を教えるアルバイトが人気であることが伺えます。北海道大学の学生は全国でもトップクラスの学力を持ち、また入試で培ってきた体験を生かすことができるため、北海道大学の学生にとって勉強の指導を行うアルバイトは向いているといえるでしょう。そのため、北海道大学の学生には「家庭教師」、「塾講師」のアルバイトに人気を集めていると考えられます。
北海道大学では学生のアルバイト収入の使い道についても調査しており、その割合を多い順に記載していくと「娯楽・レジャー費」が52.2%、「食費」が35.6%、「衣料・雑貨等」が28.3%、「預貯金」が18.0%、「旅行費」が17.1%、「課外活動費」が11.9%、「住居費」が5.3%、「修学費」が4.7%、「授業料」が3.3%、「耐久消費財購入費」が2.1%、「技術・資格等取得の費用」が2.1%となっています。
この統計結果についても一橋大学の平成26年度学生生活実態調査報告書を用いて比較を行ってみましょう。
一橋大学の学生のアルバイト収入の使い道は「娯楽費」が64.0%、「生活費」が51.6%、「貯金」が34.8%、「勉学費」が17.4%、「資格や技術などの取得」が9.4%、「授業料」が2.4%という結果となっています。
どちらの大学でもアルバイト収入の使用目的として「娯楽」に関する回答を一番多くあげています。しかし両者の回答の割合には差異があり、北海道大学の回答が52.2%に対して一橋大学は64.0%と北海道大学の方が11.8%低く、北海道大学の学生は一橋大学の学生と比較をして娯楽にお金を費やす割合が少ないことがわかります。
北海道大学ではアルバイト収入の使用目的として「娯楽・レジャー費」をあげている学生の割合が最も多くなっています。充実した学生生活を送るためには娯楽やレジャーを楽しむことは大切ですが、交際費や交通費などには多大な資金が必要になってきます。そのため充実した学生生活を楽しむ資金を稼げるようにアルバイトを行っているようです。
効率的にお金を稼ぎつつ、自身の学生生活に多くの時間を割きたい方にとっては家庭教師のアルバイトがオススメです。家庭教師のアルバイトは他のアルバイトとは異なり、自分のスケジュールに合わせてシフトを組むことができるため、学業やサークルに力を入れつつお金を稼ぐことができます。また、北海道大学という高学歴も生かせるのでぴったりなアルバイトでしょう。