アルバイトの中では比較的融通が利きやすいことで知られている家庭教師アルバイトですが、「半月や1ヶ月の休みはとれるの?」というような疑問を持たれている方も多いかと思います。
今回は、家庭教師アルバイトはどの程度休みの融通が利くのか、家庭教師アルバイトのシフト事情について説明します。
家庭教師アルバイトの大きな魅力の一つは、何と言っても拘束時間が短いということです。個人契約の場合はともかく、家庭教師会社に応募する場合でも、基本的に週1日1時間からの勤務が可能です。他業種のアルバイトを見てみると、例えば飲食店アルバイトでは最低週3日以上というような勤務時間拘束が一般的で、「できるだけ土日にシフトを入れて欲しい!」というような要望のあるところも多く見られます。
一方、家庭教師アルバイトは、指導時間や日時に関しては家庭とすり合わせをした上で自由に決めることができるので、自分の希望する曜日に希望の時間だけ働くことができます。土日にバイトを入れなければいけないなどという縛りは、基本的に無いと考えて大丈夫です。その上、高時給なので、飲食店バイトよりもはるかに短い労働時間で同等の収入を得ることができます。稼ぎたい人はその分だけより多くの生徒を受け持てば良いのです。
このコストパフォーマンスの良さが、家庭教師アルバイトが人気たる所以だと言えますね。
ただ、家庭教師アルバイトを含めた教育系のアルバイトでは、授業準備や指導報告書作などの授業以外業務もあるので、それらの仕事にどれぐらいかかるのか、事前に家庭教師会社に確認しておくと良いでしょう。
「毎週金曜日の18:00~20:00まで」というように授業時間を決めている家庭教師アルバイトは、一般的に長期休暇を取るのは難しそうと思われています。
確かに、受験対策指導の生徒を受け持っていて、半年間留学するから指導できないというようなことは難しいでしょう。
しかし、必ずしも長期的な休暇が取れないという訳ではありません。半年や1年といった超長期の休暇でなければ、ある程度の休暇は大丈夫だと認識してください。家庭教師会社に登録している場合、旅行や帰省などで2週間ぐらい休みたいと事前に言っておけば、その間は代理の先生を派遣してくれるので、基本的に問題はありません。個人契約の場合も、欠席する2回分の授業を別の日に振り返るということで、事前に家庭に了承をとっておけば、基本的に休むことができると思われます。
ただし、教える生徒が受験直前であるというように、今の期間は集中的に指導して欲しいというような要望が生じる場合は、個人契約だと休みにくいでしょう。 その点では、代行が可能な家庭教師会社仲介のメリットは大きいです。 また、近い将来に海外留学に行くことが決まっている場合でも、短期契約の案件を紹介してもらえれば、家庭教師アルバイトをすることが可能です。家庭教師アルバイトで指導する生徒の中には、受験までの3ヶ月間だけ教えて欲しいというような短期指導もあります。応募の際に、「数ヵ月後に留学に行くことが決まっているけれど、それまでの期間だけ働きたい」という旨を事前に説明しておけば、希望に合った生徒を紹介してもらうことが可能です。この点、「半年以上の勤務が望ましい」というような飲食店アルバイトに比べ、柔軟性があると言えます。
シフトの自由性が高い家庭教師バイトでは、他のバイトや家庭教師会社案件との掛け持ちも容易です。「教育系のアルバイトだけじゃ物足らない」、「接客とかも経験したい」というような人は、飲食と家庭教師を同時並行でやることで、充実した社会経験と豊富な収入が実現可能です。居酒屋で「時給950円×月60時間=57,000円」、家庭教師で「時給1,800円×月12時間=21,600円」稼げば、それだけで月収78,600円ですから、効率良く稼ぐことが できます。
また、家庭教師での授業に慣れてくれば、一気に3、4人の生徒を受け持つ余裕も出てきます。指導開始直後は、1人の生徒を教えるのに手一杯であっても、数ヶ月も教えれば指導のコツを掴み、色んな生徒にも対応できるようになります。「学校の授業の補習だけでなく、中学受験対策の生徒も指導してみよう」というように生徒の幅を広げていくことで、自分の指導スキルも上がっていきます。登録している家庭教師会社だけでなく、他の家庭教師会社にも登録して様々な生徒を掛け持ちすることで、高時給の案件を担当できたり、よりやりがいのある指導を任されるといったこともあるでしょう。
以上、家庭教師アルバイトのシフト事情について説明しました。勤務時間の融通が利きやすい家庭教師アルバイトでは、短期勤務や高収入を目的とした勤務など、様々な働き方ができます。研究や部活などで忙しい大学生や、私生活を充実したい大学生にはぴったりのアルバイトですので、是非一度検討してみてはいかがでしょうか。