このページでは、東京大学が発表している「学生生活実態調査」を元に、東京大学に通う学生のアルバイト事情について解説していきます。
東京大学の学生に人気のアルバイトや、気になる収入についてなど、アルバイト選びに役立つ内容となっておりますので、ぜひお役立て下さい。
東京大学が発表している2012年の学生生活実態調査によると、東京大学の学生の81%がアルバイトを行っており、その職種の内訳が紹介されています。
具体的には、割合が多い順に、「塾講師」が30.3%、「家庭教師」が18.9%、「試験監督・採点」が15.8%、「販売セールス・サービス業」が12.8%となっています。「塾講師」と「家庭教師」を合わせて49.2%と、約半数の学生が先生のアルバイトを行っており、子供に勉強を教える先生のアルバイトが非常に人気の高いアルバイトであることがわかります。
「家庭教師」のアルバイトについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
「家庭教師」のアルバイトを実施している男女の割合は、男子が17.9%、女子が21.0%となっています。東京大学では、家庭教師のアルバイトは特に女子学生に人気であることが伺えます。
東京大学の学生は、全国でもトップレベルの学力が身に付いているため、塾講師や家庭教師といった、子供に勉強を教えるアルバイトは、東京大学の学生の高い学力を生かせるぴったりなアルバイトであると言えます。また、会社によっては、東大生は高学歴ということで時給が高く設定されている場合もあります。これらの理由から、塾講師・家庭教師アルバイトは東京大学の学生に人気の高いアルバイトとなっていると言えます。
アルバイトを行っている東京大学学生全体の一ヶ月あたりの平均収入額は、40,040円となっています。また、東京大学学生の月の平均労働時間が約39時間となっているので、時給に換算すると1,035円となります。
厚生労働省の平成26年に行われた賃金構造基本統計調査によると、家庭教師の平均時給は1,821円であり、東京大学の学生全体の平均時給よりも786円高いことがわかります。このことからわかる通り、家庭教師アルバイトの時給は他業種よりも比較的高めに設定されており、これが家庭教師のアルバイトが人気を集めている理由の一つとなっています。
東京大学の学生がアルバイトを行う理由は、「学生生活を楽しむため」が34.6%、「生活費を稼ぐため」が31.7%、「社会経験のため」が25.2%、「学費を稼ぐため」が5.2%となっています。
男女別では「生活費を稼ぐため」が男子32.4%、女子28.7%、「社会経験のため」が男子23.6%、女子32.5%となっています。文科系理科系別では「学生生活を楽しむため」が文科系30.3%、理科系37.7%と理科系の割合が7.4%高く、反対に「社会経験のため」が文科系29.5%、理科系21.9%と文科系の割合が7.6%高くなっています。
東京大学の学生がアルバイトを行う理由では、「学生生活を楽しむため」をあげている学生が最も多いという結果となっています。学生生活を送る上で、交通費や交際費などの費用は必ず必要となり、また旅行などレクリエーションを楽しむ上でもそれなりの費用が必要となります。そのため、「学生生活をより楽しみたい」という思いでアルバイトを始める学生が多いようです。
そのような学生にとっても、家庭教師アルバイトはオススメです。他のアルバイトはサークルや学業でなかなか時間が合わず行うのが難しい場合がありますが、家庭教師アルバイトは自分の生活スケジュールに合わせてシフトを組むことができ、効率良くお金を稼ぐことが可能です。また、東大生の高学歴を活かすこともでき、まさに東大生にとってはぴったりなアルバイトと言えます。