この特集では早稲田大学に通っている学生の家庭教師のアルバイト事情についてご紹介していきます。
早稲田大学の学生の気になるアルバイト収入やアルバイトによる影響などについて理解し、アルバイト選びにお役立てください。
早稲田大学が発表している2012年度早大生の生活実態調査報告書では、早稲田大学の学生のアルバイトによる一ヶ月の平均収入は40,622円となっています。また一ヶ月あたりにアルバイトを行う時間は約44時間であり、これを用いて時給換算をすると923円となります。
この結果について、早稲田大学と同じく都内に位置している東京大学と比較を行ってみましょう。
東京大学の2012年の学生生活実態調査では、アルバイトを行っている東京大学の学生の全体の1ケ月あたりの平均収入額が40,040円だと紹介しています。そして、月の平均労働時間に関しては約39時間であり、時給に換算すると1,035円となります。
東京大学と早稲田大学の学生の一ヶ月の平均収入を比較すると、早稲田大学の40,622円に対して東京大学は40,040円であり、早稲田大学の方が東京大学よりも582円高いことがわかります。また一ヶ月の平均労働時間に関しては、早稲田大学が約44時間であるのに対して、東京大学は約39時間となっており、早稲田大学の方が東京大学よりも5時間多いです。早稲田大学の方が東京大学よりも平均月収は高いですが、その分多く働いているため、平均時給では早稲田大学が923円であるのに対して東京大学は1,035円と、早稲田大学の方が東京大学よりも112円だけ低くなっています。
現在働いているアルバイトの時給に満足いかない、もっと高い時給で働きたいと言う方には家庭教師がおすすめです。厚生労働省が発表している平成26年度賃金構造基本統計調査では、家庭教師の平均時給は1,821円となっており、これは早稲田大学の学生の平均時給よりも898円高いです。この比較からわかる通り、家庭教師のアルバイトは時給が高く設定されているため、効率良く稼ぎたいと考えている学生にはぴったりのアルバイトといえるでしょう。
早稲田大学の第33回学生生活調査報告書によると早稲田大学の学生がアルバイトをして良かったことは、「収入が増えた」が81.4%、「社会経験ができた」が66.6%、「技術や知識、マナーなどが身に付いた」が47.5%、「人脈が広がった」が28.8%、「将来の進路を検討するのに役立った」が13.0%という結果となっています。
早稲田大学の学生がアルバイトを行って良かった点として、「収入が増えた」をあげている
学生が最も多いという結果になりました。しかし収入面だけではなく「社会経験ができた」、「技術や知識、マナーなどが身に付いた」、「将来の進路を検討するのに役立った」などといった経済的な理由以外をあげている学生もいることもわかります。
上記に記載したアンケート結果のように、アルバイトを通してお金を稼ぐことだけではなく経験や知識を学ぶことも可能です。例えば接客業のアルバイトならば、さまざまなタイプの方と接することになるため、幅広いタイプの人と会話を行えるコミュニケーション能力を身に付けられます。そして家庭教師のアルバイトを行った場合でも、高い収入以外に将来に役に立つ知識や経験を得ることができます。
家庭教師のアルバイトは生徒とマンツーマンで授業を行うことになるので、生徒の学力や考えに合わせて授業を進めていきます。一対一の指導であるため、生徒の勉強の悩みや今後の方針などについてじっくりとコミュニケーションを取ることができ、生徒と深い信頼関係を築きあげられます。家庭教師のアルバイトは生徒とどのようにコミュニケーションを取っていくかを深く考える必要あるため、コミュニケーション能力を身に付けることができます。
また将来、教職に就くことを考えている方にとっては家庭教師のアルバイトは人に勉強を教える仕事がどのようなものかを学ぶ良い機会となります。家庭教師の授業では相手が理解できているかどうかを考え、常に創意工夫を行っていく必要があります。そのため授業を進めていくことの大変さとやりがいについて学べます。そして家庭教師のアルバイトは生徒の家で勉強を教えるので、生徒の親と接する機会が多いです。教職に就くことを考えている方にとっては、保護者とどのように接すれば良いかを知ることも大切です。家庭教師のアルバイトでは保護者との信頼関係の築き方を学ぶこともできます。