岐阜県 岐阜市の

家庭教師アルバイト情報

私は大学生のときにアルバイトで家庭教師をやりました。初めて担当したのは中学1年生の女の子でした。その女の子は一人っ子でお姉ちゃんがほしくて、「女の先生がいい」と希望を出していたようです。私が初めてお家に行ったときからすごく懐いてくれて、私もすごく嬉しかったのを覚えています。
お母さんの話では中学1年生の1学期までは小学校の延長のような感じでとくに勉強をしなくてもテストもまあまあできていたようです。ところが2学期から授業のスピードも難易度も上がり、急に成績が悪くなったとのことでした。塾で一斉にテキストを進めていく方法より、分からないところを中心に全教科見てもらえるから家庭教師を申し込んだと言われました。
私も自分の受験勉強を振り返りながらテスト対策を進めるようにしました。
担当した女の子は私が来るのをいつも楽しみに待っていてくれて、宿題にしておいたこともきちんとやってくれました。勉強そのものより、やり方を教えてあげたら効率よくできるようになり成績もあがりました。
いつも授業の時間が終わってからもプリクラを見せてもらったり、アイドルの話で盛り上がったりしてまるでお姉ちゃんと妹のような関係を築くことができました。私自身も家庭教師をやってよかったなと思いました。

大学2回生の頃に、家庭教師派遣事務所に登録していました。
そこから頻繁に電話がかかってきて、近所の小中学生への家庭教師バイトを紹介されたのですが、実際に教えたのは中学校2年の女の子一人だけです。

自転車で行ける範囲のその子の家は、祖父母が同居で下に小さい妹が2人おり、お母さんは専業主婦というものの全く宿題などにつきあえない、ということでした。
また彼女には自分の部屋もなく、一緒に勉強をしたのはダイニングテーブルの片隅。
反対側では妹たちが遊び転げ、お母さんが声を荒げて叱り、TVもつけっぱなしという状態です。

良く言えば賑やかですが、集中できる環境とはお世辞にも言えませんでした。
教え子自身はおとなしい子で、まじめに指示をきいてくれるものの、やはりどうしても意識が別のことに行ってしまうのです。
私は事務所の所長に相談して、すぐ近くにある図書館で彼女の勉強を見ることにしました。

ほんの数時間ほどでも、静かな環境で集中できるようになると、彼女の成績はめきめきと上っていきました。
勉強に関しては、もともと特に苦手問題があったわけではないのです。
お母さんとも相談し、彼女のモチベーションを維持するためにも、図書館での勉強は私と・そして彼女一人でと、継続して続けることにしました。

彼女はそうして自分の勉強ペースをつかめたようで、志望高校にも見事合格。私も達成感を感じた経験でした。