岩手県 盛岡市の

家庭教師アルバイト情報

私は大学に入学してすぐに何かアルバイトがしたくて家庭教師に登録しました。登録から2週間ほど経つと、自宅から自転車で10分くらいのところでお仕事があると紹介を受けました。中学1年生の女の子、内気であまり成績が良くないという事でした。一人っ子で兄弟がいないらしくお姉さんのように楽しく教えて欲しいというご希望でした。正直とっても真面目で冗談も通じず堅苦しい感じだと辛いな、と思っていたので緊張しましたが少し安心して向かうことが出来ました。実際に会った生徒さんはやはり大人しく口数が少なかったけど、漫画が好きという共通点を見つけたのでそんな話しをしながら徐々にうちとけ、学校の教科書を予習復習していました。段々仲良くはなりましたが、慣れ合いにならないようキチッと１線を引くことは忘れていなかったので勉強はしっかりとやってくれました。月に１度家庭教師センターの本部に報告に行くのですが、成績も段々上がっていると教えて頂き、高校受験の勉強もみて欲しいと言われました。結果生徒さんは第一志望校に合格することが出来、私が大学を卒業するまでお付き合いさせて頂きました。本部に最後の報告へ出向いた時には「こんなに長く続いた人は初めて見たよ、うちの最長記録です」と言われました。先生と生徒という立場を自分自身が忘れない様にしていると生徒さんにも気持ちは伝わり脱線しないと思います。私にとっても大切なアルバイトでした。

わたしが家庭教師のアルバイトをしていて感じたのは、教える生徒との相性はもちろんなのですが、その親と合わないとけっこう大変だな、ということです。

だいたい生徒さんは、「決まった曜日の決まった時間は家庭教師が来て勉強をするもの」だという意識でいてくれるのでわたしもそれにそって指導すればいいわけです。
わたしは教材一式支給される家庭教師会社から派遣されて教えに行っていたアルバイトでしたので、自分で用意するものは特になく、事前に次回やる教材に軽く目を通しておけばＯＫという気楽なものでした。
教えていた生徒さんも、難関校を目指してがっつり勉強するぞというようなタイプではなく、おうちでの学習習慣が身につけばいいなぁと親御さんが期待して家庭教師をつけました、というような雰囲気でしたので、家庭教師会社から支給された教材をただただこなしていく、その合間には生徒さんが好きなアイドルの話をしてみたりというのんびりとしたものでした。

でもやはり、当たり前なんですけど親御さんはせっかく家庭教師をつけたわけなので期待するものなんですよね。
それはもう、授業の後お茶を進められるんです。毎回です。行くたびに。
そこでの会話がわたしとしては一番気を遣う部分でした。